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Fairlady Zcar owner's network [FALCON] 点火系のリフレッシュについて(プラグ イグニッションコイル) |
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点火系リフレッシュ! レポート作成協力 スプリットファイアジャパン、株式会社デンソー |
点火系のリフレッシュについて | |||||||
今回のリフレッシュポイントは点火に直接関係する点火系パーツ、プラグ、イグニッションコイルです。 ともに走行距離が伸びてくると劣化し、パワーダウン、トルクダウン、燃費の悪化、回転不良に関係するパーツです。
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【プラグについて】 | |||||||
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走行距離が伸びてくると、どうしても、点火系が劣化してきます。 一昔前はプラグは消耗品として定期点検、交換指定されていましたが、 最近の車は定期点検交換指定されていません。 Z32、Z33で純正として使われているプラグは白金(プラチナ)電極プラグです。 シリンダー内の高温高圧化では何万回も 点火を繰り返すプラグは電極が減ってきます。 白金プラグが開発される前まではこの過酷な環境では2万kmが限界で 交換指定されていましたが、白金電極プラグが開発されて、 寿命が飛躍的に延びました。 10万kmまで動作するようです。本当に10万kmまで交換なしで大丈夫でしょうか? 高寿命の白金プラグといえども、5万kmを超えると電極の劣化、減りが発生します。 特に電極の減りは電極間のギャップが大きくなり着火不良が発生しやすくなります。 爆発力で推進力を得ているエンジンは点火不良は致命的で 「トルク」、「パワー」、「安定回転」、「燃費」に直接影響します。 純正品は寿命を重視して白金プラグが使われています。 今回、電極材料として白金より優れているイリジウム電極を使用した デンソープラグを試してみます。 イリジウムは硬度、伝導性、融点が白金に比べ優れているため、 電極を細くすることが可能です。 電極が細いと着火性能が向上します。 より確実に着火し点火不良が発生しにくいのです。 スポーツカーのプラグとして向いています。 燃費も向上するという利点もあります。 今回は次の2つのプラグを試してみます。
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【イグニッションコイルについて】 | |||||||
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Z32は純正でダイレクトイグニッションコイルシステムが採用されています。 ダイレクトイグニッションコイルシステムとディストリビューターを介する アナログ的な古風なシステムとの違いは いまさら説明する必要もないでしょう・・・ さて、イグニッションコイルの役目は バッテリーの電圧を増幅させるのが役目です。 バッテリーの電圧を増幅させ、 ECUの指示によりプラグに高電圧を供給しています。 走行距離が伸びてくるとコイルも劣化し、 プラグに安定した電圧を供給できなくなる可能性があります。 イグニッションコイルも劣化します。 点火不良の原因として、コイルも原因となりえます。 さて、今回スプリットファイアが開発した、 「スプリットファイアスーパーダイレクトイグニッションシステム(Di)」 を試してみたいと思います。 このコイルの特徴は純正コイルの弱点である、中高回転時の電圧低下による エネルギーロスを防ぎ、パワーダウンを防ぐのが目的で開発されています。 純正コイルと違うのはコイルの巻き数の変更と 鉄芯材質の変更が主な変更点のようです。 特徴 1、エンジン出力、トルクの向上 2、不完全燃焼の低減 3、燃焼効率アップによる燃費の向上 4、VGエンジン専用設計でボルトオン装着可能 |
Z32のプラグ&コイル交換方法 取り付け取り外し方法 |
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イグニッションコイルとプラグの交換は下記の要領で 同時に行います。 【位置の確認】 まずは位置の確認からですが、 この写真はVGエンジンを真上から見た写真です。 取り付け後の写真ですので、青いコイルが見えます。 赤丸の部分がコイル&プラグの位置です。 番号が@〜Eまでついています。 @〜Cは直接コイルが見えていますので そのまま取り外し作業可能ですが、 D、Eは黄色のバランスチューブが邪魔で 取り外しができませんので、 バランスチューブを取り外す必要があります。 |
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【バランスチューブの取り外し】 バッテリー側(助手席側)から見た写真ですが、 バランスチューブを動かすには 赤丸の部分のネジをはずします。 また、黄色い矢印の下に アースの配線があり、これもはずします。 このアースをはずさないとコネクタが 抜けないのでわかると思います。 |
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運転席側から見た写真です。 ここも赤丸のネジ部をはずします。 上記のネジをはずすと バランスチューブが何とか 動くようになります。 とはいっても、取り外しはできません。 何とか動く程度です。 この程度でコイル、プラグ交換は可能です。 【注意!】 バランスチューブはある程度動きますが あまり激しく、強く動かさないでください。 バランスチューブに取り付けられた 配管が外れたり、ゴムチューブが 破れたりする可能性があります。 指定のネジを外しても作業しにくい場合は 配管を取り外したりする必要があります。 その場合は、ゴムの配管を再利用せずに 新品に取り替えることをお勧めします。 |
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【注意!】 バランスチューブを取り外すと 取り外した部分には穴がありますので この穴の中に異物を落とさないように 注意してください。 なにか目張りをしたほうがいいと思います。 また、バランスチューブには ゴム製のガスケットがついています。 取り外すとわかりますが、 硬貨してつぶれていますので 再利用はせずに取り替えてください。 純正部品番号は下記の通りです。 3つのガスケットが必要です。 ・14033−30P05(ガスケット大2個)\960 ・14033−30P06(ガスケット小1個)\390 意外と高い・・・・ |
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【コイルコネクタの取り外し】 イグニッションコイル付近を 拡大した写真です。 イグニッションコイルには コネクタが取り付けられていますので このコネクタを取り外します。 また赤丸のネジを取り外します。 |
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【コイルの取り外し】 後は、上に引き抜くとコイルが抜けます。 コイルが抜けると奥深くにプラグの頭が 見えます。 【注意!】 この中に異物を落とさないように 注意してください。 |
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【プラグの取り外し】 VGエンジンのプラグ位置は少々深い位置に あるので、柄の長いタイプのプラグレンチを 用意してください。写真のような感じになります。 さて、プラグを取り外すためにプラグレンチを 差込み、回します・・・回します・・・ 固着しているのか?なかなか外れません。 写真のレンチでは力が入らずに回りません・・・ |
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【柄を長くしてトルクアップ】 写真のように、めがねレンチを利用して 回す柄の部分を長くしてトルクアップします。 回すと「ギギッー」という音とともに プラグが回ります。 少し回りだしたら後は軽く回ります。 取り外してください。 |
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【プラグ】 取り外した純正白金プラグ(左)と 新品のデンソーイリジウムプラグ(右) です。 取り外したプラグは 電極の色はいい感じに焼けていますが 電極が減っていてギャップが大きくなっている 感じです。 デンソーイリジウムプラグは 電極が細いのが良くわかります。 いかにも着火性が良さそうです。 期待できます!。 |
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【イグニッションコイル】 さて、次は取り外したコイルを見てみましょう。 当然ですが、コイルは内部にあるため 外観上はほとんど変わりません。 内部以外は純正と寸分違わぬ形状です。 スプリットファイアのコイルの品質や外観は 純正と同等のようです。 コイル部が青いのが特徴です。 ステーはそのまま使いますので 純正から取り外して付け替えます。 |
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【イグニッションコイルコネクタ点検】 さて、今回点火系リフレッシュということで プラグとコイルの交換を行っておりますが、 プラグとコイルが新しくなっても、 ECUからの信号がうまく伝わらないと意味がありません。 ご存知のようにZ32のエンジン内部のコネクタ類は 熱による劣化が進行しています。 ご覧のようにコネクタのストッパーが折れています。 (設計に問題がありそうですが・・・) 写真の状態でも簡単には抜けませんが、 折れていると抜けるの可能性があります。 私のZ32は写真のように1番のコネクタの ストッパーが折れていました。(写真左) そこで、コネクタを新品(写真右)に交換しました。 1番以外は折れもなく問題なさそうでしたので、 取り替えませんでした。 TTの場合は、発熱量も大きく、プラスチック系の 劣化の進行も進んでいますので要注意です。 またコネクタの取替えにはコードの順番を間違えないで ください。 |
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【インジェクションコネクタ点検】 ついでにインジェクションコネクタも 点検確認してください。 ここも、熱による劣化が進んでいます。 特にゴムブーツが破れている場合は 内部の接点に錆が発生している場合があり 接触不良を起こし、インジェクションの動作不良 が発生している可能性があります。 この場合の症状としてはアイドリング不良が 発生します。 この部分を触ってアイドリングが変化する場合は 接触不良を起こしている可能性があります。 コネクタに問題があり、 接触不良を起こしている可能性が ある場合にはコネクタの交換と接点の交換 をお勧めします。 |
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【取り付け】【取り付けトルク】 点検、取り外しが終了したら 逆の要領で取り付けてください。 プラグを取り付ける際には特に注意してください。 慎重にプラグをプラグレンチに取り付け 慎重にエンジンに取り付けます。 異物混入、プラグの斜め挿入など注意が必要です。 本当は、手で回らなくなるまで締め付けるた後に プラグレンチで回します。 しかし、Z32の場合はプラグがヘッドの奥にあるので、 手で回すことができません。 初めからプラグレンチで回すしかありませんので プラグの斜め挿入に注意する必要があります。 プラグレンチをゆっくり回して2,3回転で抵抗を 感じたらすぐに取り外してください。 正常に入る場合は10回転くらい軽く回ります。 正常に挿入できたら、締め付けトルクの推奨回転角度は 1/2回転(180度)程度です。 しかし、Z32はいきなりプラグレンチで回していますので 軽く締め付けた後に、力を入れて1/2回転(180度)も 回らない可能性があります。 この点を考慮して締め付けてください。 おおよそ1/2回転(180度)程度ですが、 90度〜120度くらいしか回らない可能性があります。 あまり力を入れて回し過ぎないようにしてください。 逆に排気漏れを起こす可能性があります。 プラグの取り付けができたら コイルを差込み、コネクタを取り付けて終了です。 D番、E番は少々やりにくいですが・・・ |
インプレッション! | |
![]() 写真はイメージ写真です。 |
さて、取り付けが完了しましたらお楽しみのインプレッションです。 エンジン始動!「一発始動!」いい感じ! 「お!アイドリングが高い!?」・・・当たり前です。 エンジンが冷えていますから・・・普通でした・・・ 交換後の始動がうれしくて、勘違いしました・・・・ さて、水温が上がってきましたので、車を動かします。 「お!軽い!?」停止からの発進が軽い感じがします。 3000回転付近からのトルクが増した気がします。 このあたりは感覚的なものです。 高速に乗ってチョットアクセルを踏んでみよう! 「おお!キックダウンの前のアクセルのみの加速が違うぞ!」 アクセルのみで「ググ!」と加速する。 「速いぞ!、あれ?排気音が少し違う気がする。」 休憩・・・アイドリング中 「お!タコメーターが600回転付近でピタ!と一定!」 少しの揺れもないな〜。 |
![]() 写真はイメージ写真です。 |
帰宅後、冷静に分析・・次の効果を確認できました。 ・アイドリングの安定 ・停止発進のトルク向上感 ・3000回転付近のトルク向上感 これはデンソーイリジウムプラグの効能でしょう。 やはり純正プラグの劣化の影響はありますね・・・ ・高速走行でのパワー向上感 これはスプリットファイアのコイルの影響でしょう。 点火系のリフレッシュは思っていたより効果を発揮! デンソーイリジウムプラグの効果はある程度期待していた通りですが、 高速域でのコイルの効果は期待以上。私の純正コイルが悪かったのかな? 高速域での加速の速さはZ32の得意分野ですが、 さらに加速感が高まりました。 デンソーイリジウムプラグ+スプリットファイアコイルのダブルの効果! 点火系リフレッシュはプラグ+コイルで決まりですね。(コネクタも・・) さらに、デンソーイリジウムプラグパワーも試しましたが、 タフと比べての違いはそれ程感じられませんでした。 これは、純正ノーマルエンジンではそれほどシビアでないのが原因か? デンソーイリジウムプラグパワーはチューンナップエンジンで 再度インプレッションを報告します。 |
Z33のプラグ&コイル交換方法 取り付け取り外し方法 レポート作成:まるよ@2338さん |
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DENSO IRIDIUM POWER Plug 装着レポート 【車の仕様】 |
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【経緯】 購入してから1年9ヶ月、ちょこちょこいじってきましたが 走行距離が4万qを越え、プラグの交換を考えていたところに ナイスタイミングでモニター募集が。 しかも走行距離優先、おかげさまで運良く当選しました。 |
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【プラグ】 プラグはDENSO製イリジウムパワー。 品番はIKH18、某社製の商品しか知らない私には熱価がわからない。 おそらく純正と同じですかね。 商品名のとおり、電極がイリジウム合金。 加速性とトルクの向上、燃費も向上が謳い文句です。 画像では見づらいですが、中心電極が0.4o、細い! |
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【取り付け】 @ とりあえずじゃまになりそうな、 エンジンカバーとタワーバー、 サクションパイプとエアクリーナーを取り外します。 |
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A 片側3個づつの計6つの イグニッションコイルを引き抜きます。 画像は左側、かなり奥の方にプラグが 在ります。 ちょっと左側はオイルが漏れている様 です。大丈夫か? |
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B 右は配線等がちょっと邪魔です。 何処に在るのかわかりにくい上に、 配線・パイプ等が多く、作業性が 悪いです。 |
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C プラグを真上から見たところ。 柄の長いプラグレンチで、えいやっ とプラグを取りはずします。 かなり固かったです。 |
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D 6本取り替えれば元に戻して終了。 以外と簡単に取り替えが出来ます。 |
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【プラグ対比】 @ 右が純正のプラグ、かなり焼けています。 少し電極が減っている様な気が。 中心電極の細さが違います。 ![]() |
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A 取り外した純正のプラグ。 結構劣化しています。(たぶん) 4万qも酷使されればこんなになります。 |
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【インプレッション】 違いのあまりわからない男「まるよ」です。 MyZは、毎日往復50q程の通勤にも使っています。 しかも信号の少ない山道。 はたしてプラグを変えただけでどれ程変わるものか? 半信半疑でエンジン始動。グゥウオォォンといつもの調子、ちょいと空吹かししてみます。 グゥウワオォォォン!グゥワァオォォォォン!! あら?いつもより吹け上がりがいい。 チタンマフラーの乾いたエグゾーストノイズが一段と気持ちよく 響きます。もう一度、タコメーターを見ながら グゥワァオン!グワァオン!!グゥワァオォォォォン!!! う〜ん、やはりタコの針が以前より明らかに軽く動いている。 2000、3000、4000と回転の上がり方が鋭い。 これはいける。(何が?) 勇んで発進。街乗りでは低回転時のトルク感がアップで、 出足が少し良くなったかな?といった感じです。 車が多いのでアクセルを踏み込めないため劇的な違いは感じられません。 ならば、いざ高速へ。 ICから本線へ。いつものようにアクセルを踏み込んで加速。 クゥオオォォォン(こればっかりや) 違う、いつもより加速が良い。 中高回転時のトルク感も上がっている。高速走行時の追い越し加速も スムーズ。(元々良いんですけどね。)プラグだけでこんなに変わるのか、 それとも元々のプラグがよほど劣化していたのか。 これはいける。(だからなにが?) 【まとめ】 想像以上に効果を体感できました。 全域においてトルク感が向上しています。走行距離の多い方にはお薦めです。 交換から1週間、500q程走行しました。 加速性とトルクの向上は体感できましたが。 燃費はあまり変わりませんでした。 これは乗り方に起因するかと思われますので何とも言えませんが。 人は環境に適応する能力が在ります。 すでに交換時の違いはわからなくなりました。慣れって恐ろしい。 でもこうして人も車も進歩してゆくのです。更に高いところへ。 最後に衝撃の事実が、このプラグの寿命が約3万q! 今のペースでは1年半も保たない。 お後がよろしいようで。 |
Z33のプラグ&コイル交換方法 取り付け取り外し方法2 レポート作成:AGF@3063さん |
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DENSO IRIDIUM POWER Plug 装着レポート イリジュームスパークプラグと白金プラグの燃費比較 |
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日産デーラーへ持ち込み作業開始 @タワーバーの取り外し |
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Aエアーダクトからのパイプ取り外し イグニッション上部の2点を取り外す事で作業開始です。 燃費について
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![]() 一般道の走行時 |
![]() 一般道+高速 |
2.イリジュームプラグ 一般道の走行時
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3.インプレッション アイドリング時、エンジン回転のバラツキは少しありますが 以前よりあったもので少し良くなった気がします。 パワーとか加速性能はあまり変わったような感じはありませんでした。 純正と比べて変わった点は燃費です。 一般道を50km/h〜70km/h程度で走行して燃費計を見て驚きました。 一般道では今まで8kmまで走ったことはありませんでしたが、 8.3km走っていました。 走行してみての感じはイリジュームプラグに替えてアクセルを踏まなくても 今までの速度で走れている様な感じです。 一般道と高速道を走っての燃費は9km/l前後といった所です。 白金プラグでは7.6km/lですから相当伸びるようになっています。 |
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