Fairlady Zcar owner's network [FALCON] AACバルブをクリーニングする |
アイドリングの不安定なる原因の一つがAACバルブである。 一般的にAACバルブと呼ばれていますが、 正確には写真全体ではIAAユニットと言うらしいです。 このユニットは、ソレノイド式の補助空気量を調整する機能を持ちます。 不調になると、空気の量がうまく調整できないので アイドリングが不安定になります。 新品は3万円【(23781-40P00)\30,500】くらいします・・ 別に壊れているわけでも、消耗するわけでもないので、 クリーニングして復活させます。 |
AAIユニットの取り外し | |
まずはユニットの取り外しですが エンジンの丸の部分にあります。 バッテリーの横、 バランスチューブの後ろにあります。 非常に狭く、パイプが走っていて 取り出しにくい部分です。 【ポイント】 取り外しにはバッテリーを取り外したほうが 作業しやすいと思います。 バッテリーの取り外しはコツがありますので 下記のパージを参照してください。 「バッテリーを脱着する」 |
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ご覧のように、ユニットにはいろんなパイプが繋がっています。 また、AAC、FICDにはコネクタも繋がっていますのですべて取り外します。 取り外すのに邪魔な部分はすべて取り外します。ユニット本体はボルト4本で固定されています。 この作業が一番大変です・・・がんばってください。 |
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この写真はエンジンについている状態です。 車体から取り外したエンジンの写真です。 このような感じに取り付けられています。 ネジは4箇所あります。これはすぐに外れます。 コネクタも取り外しはそれほど難しくありません。 問題はホースです。 ホースがなかなか外れません・・・ 実際は車体とエンジンの間が狭く 周りのハーネスやパイプ類が非常に邪魔です・・ 【情報提供:ハンスムートさん】 2010年5月17日追加 ヘアードライヤーでゴムホースとハーネスを十分に 暖めますとほんとに 簡単にパイプから外れてくれます。 |
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やっと取れました・・・ 苦労します・・ がんばりましょう! |
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AACバルブの分解洗浄方法 | |
取り外しが出来れば後は洗浄です。 見てください! かなり汚れていますね。 これはツインターボのバルブ内です アイドリング調整用のネジが ほとんど真っ黒です・・・ クリーニングのやりがいがあります。 このままの状態で洗浄しても 洗浄効果が低いです。 洗浄するには念入りに行います。 すべて分解します。 |
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【写真提供:morys trevorさん】 2004年2月28日追加 H9(NA)のAACバルブの裏側です。 形状が違います。 取り付けに互換性はありそうですが、 機能の互換性があるかどうかは未確認です。 |
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【写真提供:ハンスムートさん】 2010年5月17日追加 TTのAACバルブの裏側です。 これは、上記のNAと同じようです。 どうも前期と中期以降で違うと思われます。 |
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まずは、AACとFICDを分解します。 AACは2つのネジで止められています。 これはプラスドライバーで簡単に 外れます。 |
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AACを取り外すとバネが出てきます。 なくさないように注してください。 |
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さらに、中から引っ張ると出てきます。 かなり汚れています・・・ 手が黒くなります。 |
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さらに分解を続けます。 FICDを取り外します。 これは結構、硬いので、 19mmのメガネレンチとプライヤーを 写真のように使いながら取り外します。 |
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分解できました!FICDの中にもバネがあります。なくさないように注意ください。 簡単に分解できます。このような構成になっています。 |
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まだ分解できます。 アイドリング調整ネジです。 これを取り外します。 |
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少し硬いですが、 マイナスドライバーで回せば外れます。 これも汚れていますね・・・ |
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これで、全部分解できました! あとは洗浄するのみです。 洗浄には「クリーナーキャブ」を使いました。 灯油などでもいいようですが、 噴射圧力があるので、これを使いました。 |
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洗浄後です。 ティッシュや綿棒などを使い洗浄します。 根気よく、換気をよくして行ってください。 かなり汚れています・・ 雑巾1枚は使い捨てになります。 【注意】 ティッシュや綿棒のカスを残さないように 注してください。 ごみの混入は厳禁です。 |
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いやーきれいになりました! これで、新品同様です! 安定したアイドリングが期待できるでしょう! おっとそういえば、組み付ける前に ガスケットを用意してください。 【23785−40F00】\250です。 |
アイドリング調整 | ||||||||||||||||
取り付け後のアイドリング調整方法ですが、下記の要領で行います。 【0(+> さん情報】(2004年4月4日管理G追加) 調整方法・・・ 1.エンジンを完全に暖気する(80℃以上) まず、AACバルブの アジャストスクリューをまわして規定アイドリング値に設定する
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2.ECCSコントロールユニットの アイドリング調整ネジを最低限にする (ECCSユニットは助手席足元にあります。) 【注意】 ここでの調整ネジは AACバルブでアイドリングを調整した後 何らかの理由でアイドリングを上げなければならない場合に ここで調整します。 特別な理由がない限りここではアイドリング調整しません。 ここでは最低+50rpm〜最大+250rpmの調整が可能です。 アイドリング調整の基本はAACバルブです。 |
2.AACのカプラーを外す (エンストするようであればスクリューを開ける) 赤丸のコネクタをはずして、ECCSからの制御をカットする (AACバルブのみでアイドリングを制御する) このとき、AACバルブは全開となり アイドリングは50rpmくらい下がる 3.規定の回転数にスクリューを回し調整する
4.再びカプラーを取り付け2〜3回レーシング(空吹かし)する カプラーを取り付けると回転数が50rpmくらい上がります。
5.2から4を2〜3回繰り返し規定の回転数にする |
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